テレビ朝日 『大下容子ワイド!スクランブル』で急性心臓死について監修しました。
テレビ朝日 大下容子さんの『ワイド!スクランブル』の中で、急性心臓病について院長が解説しております。
急性心臓死とは、健康だと考えられていた人が突然に、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患や重篤な不整脈(いわゆる致死的不整脈)を起こすことで、発症後24時間以内に死亡することをいいます。日本においては、急性心臓死によって年間約6〜8万人が亡くなっています。
原因として、ベースに虚血性心疾患や弁膜症、不整脈、高血圧などの心臓疾患があり、それが急に悪化して起こることが多いです。
急に寒気に曝(さら)されたり、感情の高ぶりなどでストレスが加わって起こることもあります。
急性心臓死は高齢者の方が頻度は高いですが、不整脈が原因になるような急性心臓死では10代、20代でも起こることがあります。
本当に突然に起き、突然倒れて意識消失(失神)し、反応が無い状態となります。時として甲高い鼾(いびき)や悲鳴のようなうめきを発したり、口から白色、時にはピンク調の泡(あわ)を出すこともあります。
短時間での心肺停止の場合、実際に家族や知人がそばにいて直ちに救急搬送しても、ほとんどの例で蘇生する可能性は低く、助けることは極めて困難です。
予防としては、
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心電図を含めた定期健康診断は必ず受診すること。
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年に数回は血圧測定をすること(特に30歳以上の人)。
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減塩
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禁煙
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肥満にならない。
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何か症状が出たらすぐに医療機関に受診する。
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ストレスをさける(特に競争心が強い努力家、性急、短気な人)
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スポーツなどの趣味を適度に生活の中に取り入れ、睡眠を十分に取る。
虚血性心疾患の三大危険因子は高血圧、糖尿病、高脂血症(総コレステロールや中性脂肪の高値)です。
喫煙、肥満、偏った食事、運動不足、ストレスなど、生活習慣の改善が必要となります。
当院でも心臓専門医が毎週水曜日に診療しております。ご心配な方は一度ご受診ください。