新型コロナ感染症に際して
当院は通常通り、診療しております。
コロナ感染に対しては万全の体制をとっておりますので、安心して受診してください。
それでも不安な方はお電話あるいはメールにてご連絡ください。
お知らせ
- 雑誌 AERA(2020.11月特大号)に掲載されました。 [2020.11.27更新]
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雑誌 AERA(2020.11月特大号)に当クリニック院長が監修した記事が掲載されました。
「つらい冷え症、どうやったら治せるの?」今知っておきたい体温をめぐる疑問について、わかりやすく説明しています。
- 毎日新聞(2020.9.23)に院長の監修記事が掲載されました。 [2020.09.23更新]
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毎日新聞(2020.9.23) 「今日のセカンドオピニオン」の欄に院長の監修記事が掲載されました。
冷え症を改善したい患者さんのご質問に対し、体質改善する方法を院長がわかりやすく回答しております。
- 新型コロナウイルスについて [2020.08.24更新]
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最近、新型コロナウイルスと血管について話題になっております。
血管の専門医の立場から、新型コロナウィルスと血管について述べさせていただきます。
まず、新型コロナウィルスを語るにあたり、「免疫」について知ることが必須です。
■免疫
私たちの身体は、「免疫」というウイルスや細菌などの病原体から身体を守るシステムを持っていて、いつもは知らず知らずのうちに、この防衛部隊である免疫システムによって健康が守られています。
病原体から身体を守るために必要な免疫ですが、時に暴走し、健康な細胞を傷つけてしまうことがあります。免疫反応が暴走する一つの例が「サイトカインストーム」です。■サイトカイン
サイトカインは、主に免疫細胞から分泌されるたんぱく質で、細胞同士の情報伝達の役割を担っています。様々な種類のサイトカインがあることが発見されていて、たとえば、インターフェロンやインターロイキンと呼ばれるものもあります。サイトカインは、身体に異常が起きていることを知らせてくれ、身体を守るために分泌されるため、防御反応を調整するのに需要な働きを担っています。病原体に感染すると、その細胞から炎症が起きたことを知らせ、炎症を抑えるようにサイトカインを使って情報を伝えます。
サイトカインが分泌されると、発熱や頭痛、倦怠感などが症状として現れる時があります。風邪やインフルエンザに罹った時を想像してみると、分かりやすいかもしれません。■サイトカーンストームが起きると
病原体の感染量が多くなると、炎症量も多くなり、サイトカインも大量に放出されて、サイトカインストームが起きます。サイトカインストームが起きると、発熱や倦怠感などが過剰に起き、全身状態の悪化に繋がります。またそれ以外にも、血液を固める凝固系にも異常を起す場合があります。新型コロナウイルスと血栓症の関係
■血栓症について
最近になって医学雑誌のLancetに武漢の新型コロナウイルス肺炎の入院患者の10%に心筋障害がみられたと発表され、新型コロナウイルスと血栓症の関係が話題になっています。新型コロナウイルス感染では、血栓を作るのに2つのパターンがあると言われています。
① 先にも述べましたが、サイトカインストームにより、血液の凝固系に異常が起こることで血栓が作られてしまいます。これにより、心筋梗塞、肺塞栓症、脳梗塞、下肢動脈塞栓を発症する可能性があります。② 新型コロナウイルス自体が、肺を通じて血管内に入り込み、血管を直接攻撃して血栓を作る可能性も報告されています。血管の内皮細胞の表面にウイルスが接着することで、血管炎が起こり、血管が傷つくことで血栓ができてしまう可能性があります。
新型コロナウイルスで重症化する人の特徴は男性、喫煙している、高血圧や糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病を患っている、肥満、悪性腫瘍患者様、などが挙げられます。喫煙や肥満や生活習慣病は血管の機能が低下すると言われています。また、男性は女性より一般的に血管の機能が低下している、血管が傷ついていることが多いと言われております。つまり新型コロナウィルス肺炎の重症化は血管の問題がリスクになっているのです。
一度新型コロナウィルスが血管を攻撃すると、その炎症が次の攻撃を産み、連鎖で反応が生じ、あっという間に大量の血栓が生じて重症化していきます。したがって、無症状やごく軽症の人と重症化する人の二極化すると考えられます。
コロナウィルスに感染しても、無症状や軽症で済む方が多い一方で、900人の日本人の方がお亡くなりになっていることも事実です。お亡くなりになる方は、おそらく元々、血管に問題のある方が多いのではないかと考えます。
したがって、コロナウィルスに感染しても重症化しないために、血管を健康に若く保つことが重要です。 - 新型コロナウイルス対策における漢方治療 [2020.06.17更新]
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ようやく日本でも新型コロナウィルス感染症が収束に向かっていますが、いまだ治療薬もワクチンもないことは事実であり、今冬には第二波が起こるのではないかと予想されています。
一方、感染が早期に広まった中国では、治療に漢方薬を取り入れた例が報告され、注目されています。漢方薬自体には、細菌やウイルスを殺す強い作用はありません。しかしながら、ウイルスから身体を守る防御機能を高めることができ、人間が本来持っている自然治癒力を高めることで、治る力を最大限に引き出すことができると期待されています。
■身体を守る防御機能を高めるために
身体の防御機能を高めるためには、日々の養生がとても大切です。適度な運動・正しい食生活・十分な休養・睡眠がその基本となります。
補中益気湯
胃腸を丈夫にして体力を回復させ、元気を取り戻すのを助ける漢方薬です。免疫力を高める働きを持ち、過剰な炎症(サイトカインストーム)の抑制もできると期待されています。この作用を持つと期待されている漢方薬のグループを「補剤」とよび、十全大補湯や人参養栄湯もこのグループに属する漢方薬です。
■循環障害を改善する
新型コロナウイルスでは、血栓症との関連も数多く報告されています。東洋医学では、血液の流れが滞って巡りが悪く、血栓ができやすい循環障害の状態を「瘀血(おけつ)」と呼びます。
桂枝茯苓丸
「瘀血(おけつ)」の状態を改善する代表的な漢方薬です。血栓症になるリスクが高い場合は、血液の循環を改善しておくのが良いかもしれません。また、「冷え」は防御機能を衰えさせる原因として、漢方では嫌われていますが、桂枝茯苓丸は「冷え」を改善する効果があります。
■水分循環を改善する
中国で使用された漢方薬の中に、水分の循環を改善する生薬が含まれています。肺で発生する分泌液を痰や尿として排出させるためだと考えられています。
五苓散・柴苓湯
水分循環を改善し、無駄な水分やむくみを取り除く生薬から構成されています。さらに炎症をともなう場合には、五苓散に小柴胡湯を合わせた柴苓湯で炎症を抑えます。
■感染したかも?と思ったら
発熱を認めた時点で、麻黄湯や葛根湯の服用がおすすめです。麻黄湯や葛根湯は風邪の引き始めに使われる漢方薬で有名ですが、身体を温めウイルスの働きを弱める効果があると言われています。ウイルスの増殖を抑える作用やサイトカインストームを抑える作用の報告もあります。
もちろん、発熱を認めたときには、既に肺炎が始まっていることもありますので、漢方薬だけでの治癒を期待せず、かならず新型コロナウイルス対応を行っている病院を受診して適切な治療を受けることが大切です。
- 雑誌 ゆびほか(2020.4月号)に掲載されました。 [2020.03.06更新]
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雑誌 ゆびほか(2020.4月号)に当クリニック院長が監修した記事が掲載されました。
4大「冷え」のタイプ別解消術をわかりやすく説明しております。
- NHK 『おはよう日本』に院長が出演しました。~体質改善で『冷え症』撃退~ [2020.03.06更新]
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この度、当クリニック院長がNHK『おはよう日本』に出演しました。
放送:2020年1月18日(土)NHK 『おはよう日本』
URL :https://www.nhk.or.jp/shutoken/ohayo/report/20200118c.html - 雑誌 Fino(2020.1月 VOL.44)に掲載されました。 [2020.03.06更新]
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雑誌 TOKYU ROYAL CLUBメンバーズマガジン「Fino」に当クリニック院長が監修した記事が掲載されました。
つらい冷え症にお悩みの方は、ぜひご一読ください。
- YAHOO!ニュースに院長の監修記事が掲載されました。 [2019.11.25更新]
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YAHOO!ニュース【医師に聞く】女性に多い病気「下肢静脈瘤」ってどんな症状がでるの?について院長の監修記事が掲載されました。
記事URL:https://news.yahoo.co.jp/articles/1471323e95fa1687efcc11983cad7301d9be9964
- テレビ朝日 『大下容子ワイド!スクランブル』で急性心臓死について監修しました。 [2019.11.25更新]
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テレビ朝日 大下容子さんの『ワイド!スクランブル』の中で、急性心臓病について院長が解説しております。
急性心臓死とは、健康だと考えられていた人が突然に、狭心症、心筋梗塞などの虚血性心疾患や重篤な不整脈(いわゆる致死的不整脈)を起こすことで、発症後24時間以内に死亡することをいいます。日本においては、急性心臓死によって年間約6〜8万人が亡くなっています。
原因として、ベースに虚血性心疾患や弁膜症、不整脈、高血圧などの心臓疾患があり、それが急に悪化して起こることが多いです。
急に寒気に曝(さら)されたり、感情の高ぶりなどでストレスが加わって起こることもあります。
急性心臓死は高齢者の方が頻度は高いですが、不整脈が原因になるような急性心臓死では10代、20代でも起こることがあります。
本当に突然に起き、突然倒れて意識消失(失神)し、反応が無い状態となります。時として甲高い鼾(いびき)や悲鳴のようなうめきを発したり、口から白色、時にはピンク調の泡(あわ)を出すこともあります。
短時間での心肺停止の場合、実際に家族や知人がそばにいて直ちに救急搬送しても、ほとんどの例で蘇生する可能性は低く、助けることは極めて困難です。
予防としては、
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心電図を含めた定期健康診断は必ず受診すること。
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年に数回は血圧測定をすること(特に30歳以上の人)。
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減塩
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禁煙
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肥満にならない。
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何か症状が出たらすぐに医療機関に受診する。
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ストレスをさける(特に競争心が強い努力家、性急、短気な人)
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スポーツなどの趣味を適度に生活の中に取り入れ、睡眠を十分に取る。
虚血性心疾患の三大危険因子は高血圧、糖尿病、高脂血症(総コレステロールや中性脂肪の高値)です。
喫煙、肥満、偏った食事、運動不足、ストレスなど、生活習慣の改善が必要となります。
当院でも心臓専門医が毎週水曜日に診療しております。ご心配な方は一度ご受診ください。
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- 第24回 近畿Venous Forumにて院長が下肢静脈瘤の講演に招聘されました。 [2019.11.18更新]
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開催日時:令和元年11月16日(土)14:00~18:00
開催場所:住友病院 14階 大講堂
大阪にて開催されました『第24回 近畿Venous Forum 』特別セミナーにて当クリニックの院長が下肢静脈瘤治療の特別講演に招聘されました。
近畿圏から広く参加頂いた約70名弱の下肢静脈瘤を専門に診ている医師を対象に、下肢静脈瘤診療における漢方治療の有用性につきまして講演させていただきました。講演後は多くの先生方から質問をいただき、先生方の関心の高さを実感いたしました。講演の内容が患者様の満足度向上のために、少しでもお役立て頂けたら幸いです。
当院の診療内容
- 下肢静脈瘤日帰りレーザー治療
- 冷え症外来
- 足の痛みとむくみの外来
- 循環器内科専門医による心臓病の診療
- 血管年齢測定
- 動脈硬化予防
- シャントトラブルの解決(痛みの少ないエコーを用いた治療)
- 新規シャント造設
- セカンドオピニオン外来
- あらゆる『血管』に関するご相談
- 横浜市一般健診と各種予防接種
詳細は「クリニックの特徴」のページをご覧ください。
交通案内
〒220-0073
横浜市西区岡野1-14-1 横浜メディカルセンタービル2階
横浜駅から徒歩7分
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診療時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00~13:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ◯ | ー |
14:00~18:00 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ー | ◯ | ー |
※当院は予約制です。お電話かメールにてご予約ください。
※受診に際して紹介状は不要です。
休診日:金曜・日曜・祝日
紹介先・提携病院
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