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虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞)について

虚血性心疾患とは?

虚血性心疾患1虚血性心疾患とは、動脈硬化の進行で冠動脈が狭窄し、心臓への血液の巡りが悪くなり、つまったりして起こる障害の総称です。一般的に知られている「狭心症」や「心筋梗塞」が含まれます。

★狭心症は、冠動脈の異状によって血流が悪くなり、虚血に陥るために胸の痛みや締め付けるような圧迫感を伴う病気です。安静にすることで鼓動が落ち着くと、発作は治まります。ただし命に関わる重大な病態である心筋梗塞の前触れの可能性もあります。

★心筋梗塞は、狭心症よりも虚血の程度が重く、冠動脈が閉塞して完全に詰まった状態になり心臓の筋肉の一部が壊死してしまい起こります。左胸付近を中心に非常に強い痛み、圧迫感が起こります。生命の危険が高く、すぐに救急治療を受ける必要があります。

原因は?

虚血性心疾患2■動脈硬化:虚血性心疾患の原因で一番の危険因子は動脈硬化です。それを引き起こす因子として、高血圧、高脂血症、糖尿病、喫煙、肥満などがあげられます。

■その他:ストレスや攻撃性の性格などもあります。加齢、家族歴、男性であることも修正不可能な危険因子として上げられます。

症状は?

虚血性心疾患3心臓は筋肉が酸素不足になると痛みを感じます。狭心症、心筋梗塞共に冠動脈の血液の流れが悪くなり、心筋に酸素不足が生じる結果、胸に痛みや圧迫感、締め付けられ、押されるような鈍い痛みを感じます。

★狭心症:締め付けられるような苦しさ、圧迫感、痛み。発作時間1~3分長くて20分。ニトログリセリンは多くの場合著効果する。例えば「早足で階段を登ったりすると、胸が締め付けられる感じがする」「安静にすると、速やかに症状が消える」

★心筋梗塞:激しい痛み、冷や汗、嘔吐を伴う。発作時間20分以上続く。ニトログリセリンン効果なし。「突然の胸痛、息苦しさ」「冷や汗がでる胸の苦しさ」

血縁者に狭心症や心筋梗塞になった方がいたり、喫煙者、高血圧・脂質異常症・糖尿病などの危険因子を持っている方は要注意。

診断は?

虚血性心疾患4代表的な検査

・トレッドミル負荷心電図検査:階段昇降等を行っている間、心臓の電気的変化を監視する検査です。

・ホルター心電図検査:24時間心電図を装着し、24時間の心電図変化を観察します。装着している間の心電図変化を観察します。

・核医学検査:放射性物質(身体への影響なし)を注射し、血液が心臓に十分に循環されているかどうか、あるいは心筋の障害の程度を調べる検査です。

・心エコー検査:超音波にて心臓の構造、動き、血液の状態を観察する検査です。

・冠動脈造影:細い管を通して、冠動脈の狭窄を評価します。虚血性心疾患の最終的な診断をするときに行う検査です。

治療は?

■薬物治療

虚血性心疾患5・ニトログリセリン:心筋に血液を送っている冠動脈を拡張して心臓の負担を減らす作用があります。

・β遮断薬:血圧を下げて心拍数や心筋収縮を抑える働きがあり、心筋が必要とする酸素の消費量を減らすことで狭心症発作を防ぐ効果があります。

・カルシウム拮抗薬:血圧を下げ、冠動脈を拡張する作用があります。

・アスピリン:抗血小板作用があり、血液を固まりにくくして血栓が出来るのを防ぎます。

・その他:ACE阻害薬、アンギオテンシンⅡ受容体拮抗薬、スタチン系薬剤

 ■カテーテル治療

狭窄、閉塞している冠動脈に対して、カテーテルを冠動脈まで送り込み、狭くなった血管を拡張したり、広げた部分に網目状の金属の筒を留置する方法です。

 ■バイパス手術

虚血性心疾患6冠動脈が狭くなったり詰まった場合に血液を供給する迂回路を作り、冠動脈の血液の流れを確保する手術です。

予防は?

まずは血圧のコントロールとコレステロール値の管理が大切です。生活習慣を改善し、血圧やコレステロール値など危険因子の管理を徹底することです。動脈硬化の危険因子は、加齢・高血圧・脂質異常症・糖尿病・肥満・運動不足・喫煙・高尿酸血症・遺伝などです。

◎高血圧症の管理:高い血圧は心臓に負担をかけます。生活習慣改善や薬物治療でコントロールしましょう。起床後や朝食前の血圧測定です。135-85が目安です。

◎脂質異常症の管理:放置しておくと動脈硬化を進行させます。悪玉コレステロール値は、140以下、中性脂肪値は、150以下が目標です。

虚血性心疾患7◎食事療法:塩分の制限・・摂り過ぎは高血圧の原因になります。

コレステロールを摂り過ぎない・・適切な量に抑えることが重要です。肉や卵などの動物性脂肪を減らし、植物性脂肪やイワシ、サバなどの青魚をとりましょう。

野菜・・食物繊維にはコレステロール吸収を抑える働きがあります。野菜、果物などをたくさんとりましょう。

◎運動療法:適度の運動が必要です。少なくとも1日5000歩以上は歩く事です。ウォーキング、水泳などの有酸素運動はさまざまな生活習慣病に効果があります。エレベーター、エスカレーターもできるだけ避けて階段を使います。

◎喫煙:喫煙は血管が細くなり動脈硬化を促進するので、禁煙は虚血性心疾患の重要な予防法です。

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